どこに行くかより誰といるかいくか

仕事柄、国内外さまざまな場所へ行く機会に恵まれます。

 

コロナで今は少なくなりましたが、それでも出張の機会をいただいて、いろんなところへ行かせてもらってます。

 

入社して最初の3年間は、添乗員としてお客さんと旅行に行きました。

最初はどこに行くにも初めてなんで、楽しいんですね。

でもだんだんと慣れてくると、「次来る時は友達と遅くまでここで飲み歩きたいなあ」とか、「ああ、今度はここに彼女ときたいなぁ」とか、「子どもが喜びそうな場所だなぁ」とか、そう思うようになってきました。

その場に自分1人なのがもったいなくて、誰かと共有したいものがわきおこってくる感じです。

 

いま、世の中GoToじゃなんじゃと騒がしいですが、無理にどこかへ行くよりは、ゆったりと家族と過ごせたらどこでもいいなぁ、と思うんですよね。

 

それこそリゾートビーチに仕事で行くより、子供と行く公園の砂場の方が、今の自分にとっては幸福度は高いわけで。

 

職場の人たちと行く高級ホテルのイタリアンディナーも楽しい(そんな予定はない)んだけど、家族と行くサイゼリヤには叶わないな、と。

 

行きたいところはいっぱい、まだまだあります。

が、やっぱり誰といるか、誰と行くか、によって、旅した時の喜びや感動、楽しかった感は違ってくると思うのです。

 

というわけで、子供たちと公園三昧の三連休、つかれました。楽しかったです。

 

また明日から仕事。あと1ヶ月もすれば今年も終わるなぁ。そろそろ来年の手帳を買おうと思います。

 

仕事の進捗から考える減点思考と加点思考


私は、今日1日やることをあらかじめ決めて仕事に臨みます。

その日が終わって振り返ると、できなかったことが残っていることがあるとおもいます。いわゆる積み残しというやつです。


個人的な印象ですが、忙しいときほど積み残しが多いように思います。

そして積み残しに目がいって、「ああ、今日も〇〇ができなかった。」とため息つきながら、うまくいかないなぁと自分を褒めてあげられてない。これ減点思考ですよね。

1日のタスクをやりきった状態が100点満点として、そこから積み残し分を引いて減点していく。100点じゃないといけない。

うまくいってない時ほど、私はこの思考に陥りがちです。

 

でもその1日働いていたなら、何かしらの成果があるはず。

もともと3つあったやるべきことのうち、1つ「できた」があった。これ加点思考。やったことを積み上げる。1点以上なら、それはそれでよしとする。


どちらが精神衛生上いいか?

は、自分の調子を上げる、維持できるかどうかで決めたらいいと思います。

やりやすいのは人それぞれ。

減点に疲れたときこそ加点を意識してみる。


人材育成においても同じことがいえるのではないかと思います。

うまくいかないときこそあえて意識して加点思考でやってみてはどうでしょうか。

後輩のできないところばかり見えてしまいがちな自分とうまく付き合いながら、良いところを見つけてフィードバックする。いい言葉を与える、贈ることを意識する。

 

もちろんこの通りにできているわけではないですが、だからこそ意識してクセづけして、自己肯定感を高め、いいループにハマりたいな、と思う今日この頃であります。

 

 

なぜ仲間に差し入れをするのか?

今日からまた別の仕事で出張です。

今日は新入社員のMくんもヘルプに来てくれています。

 

私が従事しているのは旅行業、つまりサービス業です。客商売、お相手が喜んでなんぼの世界なんですね。

 

そんな私の仕事でのゴール・ミッションは、

自分にとってのお客様にとってのお客様にとってのお客様

に喜んでいただくこと。

お客様が多くてややこしいですね、はい(笑)

具体的には、

自分にとってのお客様=イベント運営者(発注してくれた方)

発注してくれた方にとってのお客様=イベント主催者(発注者が喜ばせたい相手)

イベント主催者にとってのお客様=参加者(発注者の発注者が喜ばせたい相手)

 

沢山の参加者、スタッフが一同に会する中で、自分1人で提供できる価値は限られていると思っています。仮にどれだけ自分が優れていたとしても、何千人も相手にできることなんてたかが知れてますよね。

 

ミッションを達成するにはどうすればいいのか?

それは、パートナー、すなわち今回一緒に働く仲間と力を合わせて高付加価値を提供するということです。

 

提供者側がより良いものを提供するには、全員が高い温度感でゴールを常に共有しておくことが必要ですよね。ベクトルの向きを合わせて束ねて、太くしていくイメージです。

 

そのためには提供者自身の心身が充実していることが重要だと思います。

 

そのために自分ができることは具体的になにか?

それは、環境づくりと、責任を引き受けることだと考えます。

 

気持ちよく働けるための環境づくり。

寒ければカイロや温かい飲み物を、疲れがたまってきたら甘いものや湿布を。

ちょっとした気遣いで仲間が気持ちよく働ける環境は作れると思うんですよね。

 

また様々な人が関わる仕事、当然トラブルは発生する可能性も高くなります。

そんな時には自分が責任を引き受ける、然るべき対応をする。そんな覚悟が必要だと思ってます。


嫌なことをいうこともあると思うけど、どうか最後まで、成功に向けて力を貸して欲しいと思います。

どうかよろしくお願いします。

 

 

見えない家事育児 って、何?ラーニングストーリーから感じた

息子の通う幼稚園で、毎月ラーニングストーリーを作っています。

幼稚園の先生と保護者双方が書き込みながら、子供の成長を記録していく、というもの。

先生は、子供たちの園での様子を写真付きでかわいらしく書いてくれて、しかもそれを人数分作ってくれているので、尊敬と感謝の念が心から湧いてくる瞬間です。

 

保護者も、この1ヶ月の家庭での様子やトピックスなんかを書いて、子供の「できた」を振り返ったりするのですが、いままで何やかんや理由をつけて、妻にやってもらってました、はい。。

 

が、今回はそろそろ逃れられなくなり、私が担当の月で、いまいろいろ悩んでます。

 

乱暴に言ってしまえば、

紙1枚に写真3〜4枚貼って、コメントする、以上!

なんですよね。

でもこれが難しい。細かく分解すると、

 

①1ヶ月の(膨大な)写真の中から3〜4枚選んで

②レイアウトを考えて(ああでもないこうでもないと試行錯誤)

③コメントして(先生に向けて?子どもに向けて?いや、妻への感謝の気持ちを書く!?)

④ゴールを見失って①に戻る

というループをかれこれ5回くらいやってます。

すごく時間がかかるんですね。。

ヨメ、すまん。今までありがとう。

 

そうかー

これが「見えない育児」ってやつかー

 

と、気づく。

 

見えない家事も聞きますよね。たしかに、料理ひとつとってみても、

①献立考えて

②買い物して

③作って

④食べて

⑤お皿洗って、拭いて

⑥棚に片付けて

って分解してくと、今まで自分はしっかり家事もやってるぞと思ってたけど、

ごく一部でした。てか、④がほとんど。

 

ヨメ、すまん。いつもありがとう。

 

家事育児、センスだけではなくて、

考える時間も力も必要で、とても生産的なことだなあと、感じましたので、思いついたままかいてみました。

 

おしまい。

 

時間無限錯覚病に陥っている話。

約1年ぶりの、宿泊ありの出張です。

いろんな勝手を忘れてしまってるのでは、と不安ですが、いい意味でゼロになって、がんばろうとおもいます。

 

電車に揺られて出張先に向かっている途中、最近の自分を振り返ってると、時間無限錯覚病に陥ってしまっているな、と自覚しましたので、その内容について分解し考察したいと思います。


時間無限錯覚病とは?

本来有限であるはずの時間を、無限にあると勘違いし、一つのこと(仕事)に無配慮に時間を投入してしまう病のこと。

自分が勝手につけた名前です、はい(笑)


どんな時に起こりやすいのか?

目の前にある「やらねばならないこと」が、自分のキャパシティを超えて、処理が追いつかなくなっている時。

緊急を要するタスクをうまく処理できなくなっているとき。


この病にかかるとどうなるのか?

思いつく症状を列記すると、

・目の前のタスクをひとつずつ潰し込もうと、ありったけの時間を投入してしまう。

・お金も浪費する。

・何を今やるべきか、の優先順位がつけられなくなる。

・少し先の未来に考えが及ばなくなる。視野が狭まる。

・家族との時間を犠牲にしてしまう。

・心身の健康を損ねる。

・自己肯定感が下がる。

・仕事がんばってるな〜という自己満足感が高まる。

・酒量が増える。飲みに行くと饒舌になる。攻撃的になる。


処方箋は?

これも思いつくままに列記しますと、

・時間を決めて自分のやりたいことをやる。読書や映画、運動や勉強など。

・「やらなければならない」ことから距離をとってみる。

・意識的に休む。

・意識的に整理する時間を確保する。

・先々のやりたい予定を入れる。旅行の予約をしたり、資格試験の申し込みをしたり。

・やるべきことに優先順位をつけて整理をする。

・自分ができないことを素直に認めて言語化し、他の人に協力を仰ぐ。

・そもそも本当にやらなければならないことなのか?を考え、しなくていいことはどんどん除外していく。

 

この病に陥ってしまうきっかけというのは、自分のペースが大幅に崩されたり、自分の準備が不足していたときに多いように思います。前者は外的要因、後者は内的要因なのかな。

 

個人的には自分のキャパシティがかなり小さいと感じているので、いかにこまめに自分のコンディションを把握できているか、が大事だな、と今回改めて感じております。

また、仕事はきっちり責任を果たしたい、割と完璧主義のようなところもあるので、もう少し楽観的にというか、肩の力を抜くことも必要だなぁと、振り返って感じました。

 

あと、1番大切なのは、自分の本質的な望みを、簡単に諦めたり譲ったりしないこと、と思います。

 

将来的になりたい姿に向けて、いま時間を投入してやり遂げる仕事が、果たして本当にそれだけ時間を投入しなければならないのか?

自信を持ってYESと答えられることに、時間を投入したいですね。


一方で、子供に対してはどうなんでしょうか?

時間を無制限にかけることがしばしば求められると思います。おねしょの後始末、あそぶ、本を読む、ご飯を食べているときに世話をする…etc

でもね、子どもには求められたぶんだけ、できる限りの時間を投入していいと思うんですよね。だって今しか無いんだから。

今3歳と1歳の子どもたちは、あと10年もすれば父親を求めるなんてことは、まあまず無いと思います。

だとすれば、今の時間を投入するのは、今しかできないことですから、やらない後悔よりもやる後悔、だと思うんですよね。

 

時間は有限。

時間泥棒されてないか?ちゃんとセキュリティできてるか?

 

自問しながら、良い時間を過ごしたいなと思います。

よい一日を。

 

 

藤川球児投手の気づきが知りたい

本日11月10日火曜日。

阪神タイガース藤川球児投手が引退されました。

JFK全盛期、よくTV見てたなあと、その時の自分のことも思い出しながら、今日の引退セレモニーを聞いてました、ラジオで。

 

あらためて経歴をふりかえると・・・

1998年 ドラフト1位で入団

2004年 中継ぎへ転向

2005年 リーグ優勝 JFK、80試合登板、最優秀中継ぎ投手

2006年 38試合連続無失点 最優秀中継ぎ投手

2007年 最多セーブ投手、MLB挑戦の意思表示

2012年 投手キャプテン、FA権行使・MLB挑戦、カブス入団

2013年 シーズン途中に手術

2014年 オフにFA、レンジャーズへ移籍、故障者リスト入り、自由契約、帰国、四国ILでプレー(無報酬)

2016年 阪神タイガース復帰 日米通算1000奪三振、先発から救援へ転向

2017年 NPB史上146人目のNPB一軍公式戦通算1000奪三振を達成、セットアッパーとして活躍、防御率2.22

2018年 前年を上回る53試合に登板。150km/h台の球速を再び連発するようになったストレート[92]を武器に、5勝3敗2セーブ21ホールド、防御率2.32

2019年 150セーブ、150ホールド(NPB史上初)、4勝1敗16セーブ23ホールド、防御率1.77、セーブ率100%、奪三振率13.3

2020年 現役引退

 

引退スピーチを聞いていて印象にのこったこと。

それは、同期で1位入団の松坂投手(西武)と上原投手(巨人)が1年目から結果を出しているのに、自分は結果が出せず、「負けてたまるか」と思いやってきた、ということ。

華々しい成果を残してきたのは誰の目にも映ることだと思いますが、

そんな藤川選手でも最初からうまくいったわけではなく、むしろ挫折体験が多かったんだな、と知りました。

特に新しい環境にチャレンジするたびに、初めはうまくいかなかった。

それでもやり続けて、結果的にすばらしい成果を残してきた。

 

挫折があったからこその気付きがあったのではないかな、と思います。

弱い立場の気持ちに共感できる、悩みや苦しみにも自分ごととして寄り添えるのは、この気づきがあるからこそなのではないかと。

この気づきを、うまくいくようになってからも忘れず持ち続けられたと思う。でもそれはどんな努力をしたからなんだろう?

 

自分だったらどうするだろうか?うまくいくようになった途端、調子に乗って辛かったことも忘れちゃうだろうなー、と思いながら。。

 

・悔しかった思いを言語化し、振り返る。

・「自分は恵まれている」と、今いる環境を認め肯定的に受け止める。

・愚痴が多い環境とは意識的に距離をとる。

(「なにくそ!」というネガティブパワーは、短期的には力が爆発していい結果が出るかもしれないけれど、長続きはしないと思うんです。)

 

具体的に最近の自分だと、

・うまく行かなかったときの上司や同僚と会ったとき、当時の苦い記憶を思い出す。⇒思い出すことで、そうだそうだ、あのときは辛かったけど、今はこうして振り返られるまで心に余裕ができたんだな、と思える。

・育休取れた⇒周りの理解や協力があってこそ。感謝の思いでいっぱい。

・毎月安定した収入がある⇒サラリーマンでよかった。

・残業や日当もきっちりつく⇒守られているな、と感じ安心につながっている。

・楽しい人が多い、意地悪されることが少ない⇒人として好きな人が多い。(仕事のパートナーとして?がつくお互いあると思うけど)

 

また、松坂投手や上原投手が先に渡米してMLB挑戦しても、「俺もいつか・・・!」と思いを持ち続けられたとおっしゃっていました。

身近に良い目標がいるということは、充実した時間を過ごす上ではとても大切なことなんだと思います。

自分の周りも、見渡せばそれぞれいいところを持った同期、いるなあと。

独立して地方で起業するやつもいれば、会社の中で着実に出世していこうとしている人、人付き合いがめちゃくちゃいい人・・・。

ここでも、自分は恵まれているなあ、と。

 

また藤川投手、先発、中継ぎ、クローザー、キャプテン・・・その時の自分の能力や、求められる役割に対して、柔軟に変化してきたのも、22年間という長い時間、現役でいられた秘訣なのかなあ、と、勝手に考察。

 

自分のやりたいこと、なりたい姿をどこに置くのか?

本質的な目標を忘れずに、自分も柔軟に、素直に自身の力を受け止めて、良い人生を送りたいなあ、なんて思ったポッキーの日前夜。

いよいよ今週末、大阪都構想

大阪市民ではないので投票権はないけれど、大阪府民としては気になる大阪都構想

 

概要

大阪市(24区)を廃止し、4つの特別区に再編する制度。

大阪市政令指定都市として持っている権限や予算を、大阪府に吸い上げ一元化する、というもの。

 

こうすることでどんな良いこと、そうでないことがあるのか?

 

賛成派と反対派、それぞれの意見

【賛成派】二重行政を解消し、大阪(府)全体がスピーディーに発展していける制度である。

維新(橋下府知事)が出てくる前は、府と市が別々の方向を向いてきたことで様々な無駄遣いがあった。例えば、WTC(市)とりんくうゲートタワー(府)、インテックス大阪(市)と大阪国際会議場(府)など。似たような施設を府と市が競って作ったことで、無駄遣いが生じていた。

↔︎【反対派】4人の区長、4つの区議会ができることで調整が難航する恐れがある。調整がスムーズにできる状況というのは、一党(維新)独裁ということだ。

【賛成派】住民サービスを充実させることができる制度である。

大きな大阪市より小さな特別区にすることで、地域性に応じたサービスを実現させることができ、住民によりお金を使えることができるようになる。

自分たちの望む特別区長を選挙で選ぶことができる(現行の24区長は市長からの任命)

↔︎【反対派】自治が縮小するのだがらサービスは低下して然るべきだろう。また維新の試算の前提は、公共施設の削減やコロナ禍による経済悪化を見込まない条件なので、実際には実現できる財源などない。さらに特別区庁舎の新設を見送ったことで、区外にある施設での勤務となることが想定される、緊急時の対応、災害時の対応は大丈夫なのか?

【賛成派】民間ができることは民間へ委託することで、税金の無駄遣いをなくすことができる。府と特別区の役割を明確にし、効率化を図ることができる。

【賛成派】民間を引きつけることで、事業計画のスピードが速くなり民間投資が活発になり、大阪の財政が良くなる。

 

2つの論理から考えてみる

大都市には2つの論理があるという。

ひとつは、「都市官僚制の論理」=大都市としての成長を目指す

もうひとつは、「納税者の論理」=個々の事業の効率化を目指す

という2つ。

 

都構想は、この2つの論理をいずれも強調している。改めて上記①〜④を見てみると、

①二重行政の解消…都市官僚制の論理

②住民サービスの充実…納税者の論理

③民間への積極的委託…納税者の論理

④民間の投資誘致…都市官僚制の論理

となるだろうか。

 

この2つの論理は、トレードオフの関係にある。つまり、財源が制約されている状況においてあれもこれも=成長も節約も!というのは、現実的に難しいのではないか。拡大路線と緊縮財政を1度にやろうとしているように思える。

が、反対派は、いずれも強調せず現状維持を訴える。対案が見えてこない。

 

テレビの討論番組で、賛成と反対のそれぞれの議論が噛み合っているような気がせず、「雰囲気」という土台で戦っているようにも見えたのは、この2つの論理のいずれが今の大阪の本質的な問題なのか、という議論がなされていないからかな、と思った。

 

もし自分が大阪市民と同じ立場だったら?

仮に今住んでいる都市で同じ投票があったなら、どうだろうか。いつも利用している市立の図書館がつぶれたら?市役所が別の場所に移転したら?警察署が規模縮小したら?救急や消防は?子供の医療助成は?

失うものはとても大きい。今の自分の生活で、意識はしていないが、欠かせないインフラが失われてしまうなら、住み続けようとは思えない。そう思うと反対に一票を投じるのだろう。

 

リーダーシップへの捨てがたい期待感

が、しかし、そのサービスも未来永劫続く保証はないわけで。もし、今住んでいる都市が「いずれ沈む泥舟」だとすれば?

税収は減り、施設は老朽化しても改修されない。社会保障もままならず、子供を育てにくくなる。賃金は上がらず支出は増え、生活するにも手一杯。

そんなとき、リーダーシップを持って改革をしようとする吉村府知事の姿に、どこか期待してしまう。「この人ならやってくれるのではないか。」と、自分自身、動画を見て感じる。論点が分かりやすい。

となると投票まであと5日。

 

失うかもしれないものに目を向けるのか、

得られるかもしれないものに希望を託すのか。

 

雰囲気だけで決めてはもったいない。ギリギリまで悩むんだろうな。

 

隣接都市の動向

もし今回賛成多数で可決となった場合、大阪市隣接の自治体も、特別区への移行が可能になる。

市を複数区に分割するなら住民投票が必要だが、1つの特別区とするなら不要。議会での承認で進めることができる。

隣接する10都市のうち、守口市、八尾市も特別区に関する議論を進めるとのこと。この2市の市長はいずれも維新。

一方で豊中市吹田市は否定をしている。

豊中市の根拠は、市税収入の最大5割超が他の区に分配されると試算し、現在の市のサービスが維持できる保証がないという点。

 

参照:読売新聞オンライン https://search.yahoo.co.jp/amp/s/www.yomiuri.co.jp/politics/20201027-OYT1T50109/amp/%3Fusqp%3Dmq331AQQKAGYAc3ulIGh1ufkFbABIA%253D%253D

参考文献:砂原庸平氏の著書『大阪』