藤川球児投手の気づきが知りたい
本日11月10日火曜日。
JFK全盛期、よくTV見てたなあと、その時の自分のことも思い出しながら、今日の引退セレモニーを聞いてました、ラジオで。
あらためて経歴をふりかえると・・・
1998年 ドラフト1位で入団
2004年 中継ぎへ転向
2005年 リーグ優勝 JFK、80試合登板、最優秀中継ぎ投手
2006年 38試合連続無失点 最優秀中継ぎ投手
2012年 投手キャプテン、FA権行使・MLB挑戦、カブス入団
2013年 シーズン途中に手術
2014年 オフにFA、レンジャーズへ移籍、故障者リスト入り、自由契約、帰国、四国ILでプレー(無報酬)
2016年 阪神タイガース復帰 日米通算1000奪三振、先発から救援へ転向
2017年 NPB史上146人目のNPB一軍公式戦通算1000奪三振を達成、セットアッパーとして活躍、防御率2.22
2018年 前年を上回る53試合に登板。150km/h台の球速を再び連発するようになったストレート[92]を武器に、5勝3敗2セーブ21ホールド、防御率2.32
2019年 150セーブ、150ホールド(NPB史上初)、4勝1敗16セーブ23ホールド、防御率1.77、セーブ率100%、奪三振率13.3
2020年 現役引退
引退スピーチを聞いていて印象にのこったこと。
それは、同期で1位入団の松坂投手(西武)と上原投手(巨人)が1年目から結果を出しているのに、自分は結果が出せず、「負けてたまるか」と思いやってきた、ということ。
華々しい成果を残してきたのは誰の目にも映ることだと思いますが、
そんな藤川選手でも最初からうまくいったわけではなく、むしろ挫折体験が多かったんだな、と知りました。
特に新しい環境にチャレンジするたびに、初めはうまくいかなかった。
それでもやり続けて、結果的にすばらしい成果を残してきた。
挫折があったからこその気付きがあったのではないかな、と思います。
弱い立場の気持ちに共感できる、悩みや苦しみにも自分ごととして寄り添えるのは、この気づきがあるからこそなのではないかと。
この気づきを、うまくいくようになってからも忘れず持ち続けられたと思う。でもそれはどんな努力をしたからなんだろう?
自分だったらどうするだろうか?うまくいくようになった途端、調子に乗って辛かったことも忘れちゃうだろうなー、と思いながら。。
・悔しかった思いを言語化し、振り返る。
・「自分は恵まれている」と、今いる環境を認め肯定的に受け止める。
・愚痴が多い環境とは意識的に距離をとる。
(「なにくそ!」というネガティブパワーは、短期的には力が爆発していい結果が出るかもしれないけれど、長続きはしないと思うんです。)
具体的に最近の自分だと、
・うまく行かなかったときの上司や同僚と会ったとき、当時の苦い記憶を思い出す。⇒思い出すことで、そうだそうだ、あのときは辛かったけど、今はこうして振り返られるまで心に余裕ができたんだな、と思える。
・育休取れた⇒周りの理解や協力があってこそ。感謝の思いでいっぱい。
・毎月安定した収入がある⇒サラリーマンでよかった。
・残業や日当もきっちりつく⇒守られているな、と感じ安心につながっている。
・楽しい人が多い、意地悪されることが少ない⇒人として好きな人が多い。(仕事のパートナーとして?がつくお互いあると思うけど)
また、松坂投手や上原投手が先に渡米してMLB挑戦しても、「俺もいつか・・・!」と思いを持ち続けられたとおっしゃっていました。
身近に良い目標がいるということは、充実した時間を過ごす上ではとても大切なことなんだと思います。
自分の周りも、見渡せばそれぞれいいところを持った同期、いるなあと。
独立して地方で起業するやつもいれば、会社の中で着実に出世していこうとしている人、人付き合いがめちゃくちゃいい人・・・。
ここでも、自分は恵まれているなあ、と。
また藤川投手、先発、中継ぎ、クローザー、キャプテン・・・その時の自分の能力や、求められる役割に対して、柔軟に変化してきたのも、22年間という長い時間、現役でいられた秘訣なのかなあ、と、勝手に考察。
自分のやりたいこと、なりたい姿をどこに置くのか?
本質的な目標を忘れずに、自分も柔軟に、素直に自身の力を受け止めて、良い人生を送りたいなあ、なんて思ったポッキーの日前夜。