きっかけ

先日、息子の通う幼稚園のもちつき行事に、 助っ人で行ってきました。
それから1週間。今日は休みをとって、 息子の幼稚園のお迎えに行ってきました。


先生からは、「先日はありがとうございました。また来年もぜひ! 」と言ってもらえたり。
子どもたち(息子と同じクラスの子)からは、「ばいばーい、 もちつき」と言われたり。「もちつきに来てた人」 とおぼえてもらえていたようです。
一緒にもちつきをしたパパと公園で会ったら、 会釈するようになったり。(でも会話はしない)


ほんのすこしだけ、また世界が広がった感じがあって、 嬉しい気持ちになりました。


要は、きっかけなんだな、と。


地域社会へ溶け込むぞ!なんて高邁な精神があっても、

とても慎重な私は、その社会への入り口を探すのに時間がかかり、
見つけてもその前でモジモジして、 ひとりでできるもんというポーズだけとって、
実は心の中で「だれか気にかけてよ」と思っている、 というなんともフクザツなのです。


そんな私でも、入り口を見つけ、すっと中に入れる方法。
それが、「しごと」なんですね。


こういう「しごと」を通じてであれば、 初めて会った人ともわりとスムーズに話ができるし、
その後は成り行きでお互いのことが知れる。
いきなり招かれて、「 フリースタイルでバーベキューを見知らぬ人たちとどうぞ!」 だと、
ハードル上がっちゃいます。
何話そう・・・?
そもそもこの人の名前なんやっけ・・・?
とか、いろいろ気を遣ってしまうし、 本質的にまた話がしたいとはならない。


でも、同じ「しごと」をしていれば、そこで共通言語が生まれ、 連帯感が生まれ、
その「しごと」を通じて相手のことを知れるし、 無理して話さなくても良いから変な気もつかわずにすむ。


この「しごと」というのは分解すると、
・お願いされたこと(人手が足りないので助けてください! と言われて行く)
・自分にも簡単にできること(健康な体があればできる)
・実はやってみたかったこと(同じ父同士で話ができるチャンス! )
だったんですよね。


「しごと」がきっかけになり、新たな気付きや学び、 出会いがあれば、今よりもっと楽しくなる気がしています。
そんなきっかけが、他にもあったらな、 と思った今日このごろでした。


おしまい。