はじめてのガイコク 1日目 いざバンコクへ(移動)

1日目は移動。

9:50発のエアアジアということで、この日は妻とともに4:00起床。

子どもたちも5:00前には起きてきて、「ああ、これから旅に出るんだなあ〜」とわくわくした気持ちになる。

コーヒーを飲んで、さあそろそろ行くかと言ったそのとき、スマホにSMSが届いている。見るとエアアジアからで、予定していた便が1時間ほど遅延するとのこと。LCCだしこんなものなのかな?と言いながら、予定より2本ほど遅らせた電車で空港へ向かう。

久しぶりの国際線ターミナルは、アジア人がとても多く、これから出国する人たちで、朝からとても賑わっていた。

荷物の預け入れでは、申し込んでいた規定の20kgを、9kgもオーバーしていて、妻と思わず苦笑い。慌ててスーツケースを開き、その場で米やらプロテインやらカップ麺やら、重くしているものを機内持ち込みの手荷物に移す。(大きめのリュックにしておいてよかった!)2kgくらいまだオーバーしていたけれど、そこはスタッフさんが広い心で許してくれて、無事にチェックインと預け入れ完了。

 

タイの現地通貨はバーツ。両替はバンコクに着いてからと思っていたけれど、1バーツも持たずに行くのはすこし心もとなかったので、関空の両替所で1万円を両替。1バーツ(THB)=4.6円。このときのレートがネット上では1THB=4円くらいだったので、結構高い印象。とはいえ現地着いてからドキドキするのは避けたかったので、空港で両替。久しぶりに手にとったバーツは、どれも新札だった。(当たり前?)

 

早めに搭乗ゲートまで行こうということで、保安検査場に入ろうとしたが、列の最後尾が見当たらない。どうやら列が長すぎて、スタッフが何人も立って誘導している。仕事柄、出国には時間がかかるとは聞いていたけれど、まさかここまでとは・・・。保安検査場を通過してからも、出国ゲートまで長蛇の列。コロナ禍前に海外に行ったときは、顔認証ゲートですぐ通過できたように思ったのだが、それは大人だけみたい。子供と一緒だと、係の方が1名ずつパスポートと照合してスタンプを押していた。前に並んでいた子連れのアジア人家族。うちと同じくらいの年頃の男の子2人。ケンカをはじめて、それを親が叱って・・・みたいな光景。これは自分だけじゃなくて外国の人達も一緒なんだな、と気づく。

そんなこんなで、空港着いてから出国するまでに、お腹が減ってベンチでパンを食べたりした時間もあったけど、1時間半くらいかかったと思う。今回は出発時刻の2時間半前に空港に到着するのを目指して来たけれど、3時間前でも良いかもな、と思った。

 

出国をした後は、スムーズに移動できて、無事搭乗ゲートまで。Delayの関係で、搭乗するのに時間がかかったけれど、あとは惰性でどうとでもなる、と思いながら、まだかまだかとじれったそうにする子どもたちをなだめつつ、その時を待つ。

エアアジアは、今回はじめて搭乗したのだが、3-3-3の機材で、我々はトイレ近くの後ろがいない席を1-3の4席予約。大人-(通路)-大人-こども-こども(窓)みたいな配置で着席。機材は古く、予想していたとおり映画を見れるようなモニターもなかった。

 

バンコクまではおよそ5時間半のフライト。機内での過ごし方は、どうだっただろう。

朝起きたのが早かったのもあって、子どもたちは離陸するかしないかくらいのときにはすでに寝ていたように思う。2時間寝てくれたおかげで、起きた頃にちょうど機内食の配膳が始まった。往きの機内食は、予約時に一緒に手配をしていた。ラザニア、ノイのバジルフライドチキン・オン・ライス、食パンチキン&チーズサンド、照り焼きチキン丼の4種類を1つずつ。ボリュームはそこまでなかったけど、お菓子も食べるならこのくらいで十分だと感じた。

それでもまだフライト時間は折り返したくらいで、子どもたちも暇を持て余しかけて来た頃に、タブレットでの映画鑑賞。事前にU-NEXTとAmazon Primeで動画をダウンロードしておいて、それを機内で鑑賞。飛行機の中は、なかなか音が大きく、タブレットの音声が聞き取りにくいと思ったので、1人1つのイヤホンで聞けるように、二股のイヤホンジャック(300円くらいだったと思う)を事前にヨドバシで購入。これで十分だったな。バンコクについてからも、何度か活躍してくれた。

 

さて、バンコクスワンナプーム国際空港に無事到着。入国手続きもスムーズに進み、預けていた荷物のピックアップも完了。まずはタイ国内で使うSIMカードの受け取りに向かった。SIMカード自体は、日本ですでにKKdayというアプリから、<8日間SIMカード4G>というものを予約済み。2枚で1600円くらい。15GB?くらい?使用可能ということで、普段毎月3GBで過ごしている自分にとっては、十分すぎた。

受け取りカウンターは到着ロビー手荷物受取所の外、7番出口のDTACカウンターということだったが、口コミの通りに進めば問題なく見つけられた。DTACのスタッフのお兄さんは、バウチャーを提示するとニコニコしながら、サクサク手続きを僕と妻の分2台とも設定をしてくれた。現地のSIMカードを使うのは今回これが初めてのことだったが、問題なく動作していることを確認したときにはとてもホッとしたし、さあここからはじまるぞ、とまた気持ちが上がってくるのを感じた。

 

次は両替だ。こちらは妻が事前に情報収集してくれて、エアポートリンクの空港駅改札近くの両替所で一気に両替。関空では1THB=4.6円だったが、こちらは4.2円。両替所は近くに何軒かあったが、ここがいちばんレートが良かった。

 

ここからはエアポートリンクで、市内まで一気に移動。子どもたちは、タイの電車のきっぷ(トークン)が、日本と違ってコイン式であるということにびっくり。僕たち大人は、大人も子供も同額ということにびっくり。

10年前にバンコクに妻と来たときには、すごく空いていて、電車から眺める夜景を見つつ「ついにバンコクに来たな〜」と感じたことが妙に印象に残っていたのだが、今回は座れず、観光客、タイ国内の人たち、いずれもたくさんいてかなりの混雑。20分くらい乗ったのだろうか、マッカサン駅で乗り換え、今度はMRTに乗り換えて、スクンヴィット駅へ。ホテルはスクンヴィット駅から徒歩3分くらいのホテル、「フラマエクスクルーシブアソークホテルバンコク」。アソーク駅も近そうだったので、なにかと便利だろうと選んだ。Google Map上では4つ星ホテルとの評価だったが、個人的にはビジネスホテルの印象。ラグジュアリーな感じはなかったかな。でも大人2人×3泊、朝食付きで22,000円くらい。周囲にコンビニやレストラン、マッサージ店もあり、十分でした。

 

さて到着して、一息ついたら晩ごはん。朝早くから移動して、初めての子連れ海外旅行で、心身ともにかなり疲れを感じていた。アソーク駅直結のターミナル21のレストラン街へ行くことに。ここのフードコートが良いみたい、とこれも妻が調べてくれていたので、そこで食べようということに。ところがフードコートが何階にあるのかわからず、子供も疲れてきている様子だったので、とりあえず入ったのがタイ料理のレストラン。が、ここのオペレーションがすごいグダグダだった。どうグダグダだったのか?注文をとる。キッチンにオーダーを通す。料理を作る、出す。ここまでは良かった。けど・・・出てきた料理をホール係がテーブルに持っていくのだが、それがことごとく間違ったテーブルに届けられていて。料理はキッチンからどんどん出来上がってきているというのに、どこに持っていけばよいかホールスタッフ誰もわからない。うちのテーブルにも、頼んでいない料理が運ばれてきて、妻と「これうちら頼んだっけ・・・?」「いや、違うと思う・・・」みたいなやり取りをしたり。隣のテーブルの男性4人組は、遠くのテーブルに運ばれていきそうになった料理を「それうちらのじゃないのか!?」みたいなことを話していた(たぶんそんな感じの雰囲気だった)。その他のテーブルのお客さんたちも、頼んだ料理がなかなか出てこないことにピリついてきている様子。気づけば店内のお客さんの大半が、狼狽しているホールスタッフたちの様子に視線を集中していた。見ているこちら側は、大変そうだなあくらいにおもしろがっていたけれど、ホールスタッフは悲惨だったろうなあ・・・。

 

結局、頼んだ料理はなかなか出てこず、オーダーしたと思っていたパッタイも注文が通ってなかったみたいなので、頼んだ料理をつまんだ程度で退店。雨が降る中、早足でホテルに帰って、部屋でどん兵衛を食べた。どん兵衛うまい!!!

 

そうそう、ホテルの部屋は、キングベッド1台。ここに大人2人+添い寝2人でいけるだろう、と思っていたが、さすがに狭かった。寝返りが打てないほど。次からは、エキストラベッドを入れてもらうようにしよう。心に決めた。

 

こんな感じで、1日目が無事に終了。

明日は、予約していたタオさんツアーに乗って、メークロン市場と水上マーケットだ。

 

(おそらく)つづく。