給料カットから思うこと
旅行代理店は、言うまでもなくこのコロナの影響で生き残りをかけて必死。
私の勤務先も例外ではなく、ニュースなどでは銀行融資がどうだとか見たりもするけど、身近なところでは派遣社員との契約更新ストップ、契約社員の契約満了による退職。40歳以上社員を対象とした希望退職募集、店舗の閉鎖、従業員の給与抑制。
特に給与については、
残業原則禁止に伴い残業代がなくなる。(その分、自分の時間が増えたのでこれはむしろありがたかった)
出張、添乗の消失による、各日当消失(まとまった額のお小遣いとして、アテにしている社員は少なくないはず)
昨冬からのボーナスカット。(今年度夏冬、来年度夏まで計4回は、少なくともゼロなんだろうな・・・)
基本給の一律カット。(今年度から基本給に対して一定割合が削減。)
と、いい話がとても少ない。
なぜコロナ禍で、給料が減っているのか?
それは、提供している価値が低いから。これ明らか。
価値は、強みから発揮されるものだと思う。
旅行代理店の大きな強みは、オンラインではなく、コッテコテの「リアル」体験をアレンジするからこそ活かされるもの。
その強みを発揮できる機会がそもそも無いのだから、そりゃ提供価値は低下するし、社会におけるプレゼンスも上がっていかないよね。と、理解できる。
「今年は生き残りをかけて何がなんでも予算いくんじゃー!」とか言っても、具体的なビジョン、戦略が無ければ無理ゲーなわけで。でもそんな無理ゲーを、会社を支える立場の人たち、具体的には現場の課長や部長、本社のエライとされている人たちは、強制参加させられているように見えるのだが、一体どう思ってるんだろう?
見える範囲の50前後のおじさんたちは、のうのうとやっているような、モチベーションが下がっているような。おもしろいのかな、仕事も含めた人生、いま。
右肩上がりで成果を残してきた(残せた)時代→「やりがいある仕事、今の自分いいやん!」
子供が生まれて、そんな自分、環境、価値観に疑問を抱いた時代→「このままでいいのか?」
そこで3ヶ月の育休取得。離れてみて感じたのは、「今の環境、恵まれてるやん。いいところあるやん」というもの。仕事に対する価値観の変化から、週4勤務、在宅勤務、残業無しを実現したいと思っていた。
復帰した矢先にコロナの打撃。目先の仕事はどんどんなくなる(実際には敗戦処理みたいな仕事もあるのでゼロではない)。休業もあり結果的には週3〜4日勤務で回せてしまった。一方で仕事のありがたみを感じた。
そんな時間も2年目に入り、今。自分に問い直す。どうありたいのか?
悶々と悩むゴールデンウィーク。